ロシア皇帝ピョートル一世はさ、伸長が2メートルもあったんだってよ。えらいでけぇな。昔の人はやっぱ今の人より動物寄りかと考えると、そのデカさも治世に関係してそうだなって思うよね。
ピョートル一世は、ロシアを大きくするために、西洋の進んだ文化を取り入れる作戦に出た。その作戦の一つに、大使節団っていうのを組んで、西ヨーロッパ各地を訪問して現地の有能な人を雇ったり技術を得たりしたというのがある。
その使節団にピョートルミハイロフ君ってのがいて、実はそいつがピョートル一世その人だったんだって。ミハイロフなんて偽名使って使節団の一員の振りしたってあんた2メートル3センチもあったら目立つでしょうよw
「え、なんかでかくね?」(ヒソヒソ)(え、皇帝じゃねあれ、名前同じだしw)(ひそひそ)
1697年、オランダはザーンダム、ザーン川領域の町に、ヘリット・キストという一人の蹄鉄工がいた。彼は日曜だったのでザーン川に入り、釣りをしていた。すると上流から一隻の帆船がやってきた。中にはよく顔を知る、かつての主君が乗っているではないか。キストはビックリ仰天、その主君はピョートル・ミハイロフと名乗り、本当の姿を誰にも教えるなと命じた。
「ついでに宿と食事を世話しろ」
と。さすが2メートル3センチもある皇帝は図々しさも違うよ。
キストは自分が持っていた家に住んでいた未亡人を追い出してそこに元主君を住まわせたんだって。未亡人もびっくりだろうね?突然追い出されて。
ピョートルミハイロフはその小さな小屋に住み始めたんだけど、一瞬にしてピョートル大帝が居るっていう噂話が村中に広がって結局1週間しか滞在できなかったんだって。
キストじゃんバラしたの。絶対そいつじゃん。
まぁ今でもその小屋は観光スポットとして残ってるんだってさ。ロマンだね。
