テレビドラマ(時代劇か一昔前のイギリスの探偵ドラマ)を見ていると、ついそのワンシーンを絵に描きたくなるじゃん?
だから私はテレビついている時は大体掃除している時かお絵かきしている時なわけですが、(だから??接続詞合ってる?)背景や人の動きとか見てると、ものすごく考えられているなあと思うわけです。
自分で何かを撮影する時は「わー綺麗」って思ってその綺麗な部分だけ見て撮りがちだし、何かを描く時は描きたいものだけ描くんだけど、見る場合は一枚の絵として、または一連の画面の中で行われている場面として見るわけじゃん?だから、誰かに見せるものを描く時または作る時は見る側に立って作らないといけないんだろうと思います。
でね、時代劇とかミスマープルとかポワロとかを見て、わー、きれーとかわーかっこいいーとか思いながらそのシーンを一枚の絵にすると、ものすごい仕上がってるわけです。
私の絵が下手なことを除けば、構図も色も衣装も表情も仕上がっていて、すごいなあと思うわけです。
こないだ暴れん坊将軍があまりにひどかったので頑張ってテレビを見ながら漫画にしたわけですが、構図にせよ1シーンにおける台詞の置き方にせよもう、完全に仕上がっていて、私が下手に考えるものよりずっとまとまっていて良いものになったので感動しました。
現場や学校でドラマ作りを学んだ人達っていうのはこういうことを教えてもらうんだろうなあと、漫画にして初めて思いました。
より良い画面作りのためにも、色んなドラマや映画を見て学ぶといいね?別により良い画面とか作らないだろうけど誰も。
↓参照画像

1コマ目、ハァハァ今にも死にそうな侍の元に駆け付ける上様に気付く侍。ここでは遠くからこの侍が映っていて、バーンって近づいた後、上様登場、そこに気付いたっぽい感じで一瞬アップになった侍、そして画面右側から映り込む上様の後ろ姿の一部。
上様が右側から少し映りこみに来たそのシーンを切り取っただけなんだけど、もう構図というか目線もシーンの説明も完璧になされている。おかげで「あ、あなた様は」のセリフだけで上様がそばに来たことが分かる。しゅごい。
ここで次に何か言おうとする侍にかぶせて「俺は!」という上様。そこでシーンが切り替わり、上様の方にカメラが向きます。

(上様似てなくてごめん、1コマ目にすべてを注ぎ込み過ぎた。)
上様に顔が切り替わりながら上様が喋る。完全に切り替わってから上様が名乗る。うまい。実にうまい。


今にも死にそうだったはずのサムライ、一度ドアップになって生き返る。ここはちょっと失敗だったかな☆瀕死っぷりがここで一度立ち消えちゃった!
その分それを漫画の一コマにすると面白い。すごい。
コマ割りはまぁアレだけど1シーン1シーンが全部作られていて良い勉強になりました。
どうでもいいけど1シーンの「1」を漢数字で表現したら大変なことになったから英数字に描き直したよ。
一シーン一シーン
ん~し~~ん?んん~~~し~~ん??
みたいになった。

