bourgeois

ロシアは極寒の田舎国なので、目標とする都会がいくつかありました。その最たるものがナポレオン率いる前のフランスでした。ナポレオンが率いる前に既に社交界ではフランス語は共通の言語となっており、フランス語で喋ることが貴族階級、知識階級のステイタスを表すものとなっていました。

まぁだから貴族には住み込みのフランス語教師が配属されていたし、貴族男子たるもの一度はフランスに留学してないと嗜みとして足りないって思われちゃう。オホホ、マダーム、ボンソワー。

だからロシアの文学を読んでいると、必ずと言っていいほど「ブルジョア」という語が出てきます。

フランスかぶれだからね。

 フランス革命はだれが起こしたか?市民といっても、市民の中でも知識階級、新興ブルジョア、ある程度(と言っても結構)金を持っていて、かつ、貴族じゃなく、かつ、知識を持った連中が市民を煽ったんですね。煽ったというのが正しいか分からんけど。貴族はあんな無駄遣いしてるのに庶民はその日のパンも買えないじゃないかって教えて回ったのかもしれない。正義感でもって。どうやったら貴族をなくせるのかって考えて、乱暴な方法を教えたのかもしれない。

 ロシアの農奴解放も同じ。ブルジョアと知識階級が色々な思惑をもって行った。資本家は商品を売りつくしてしまったので、さらなる市場の開拓のために農奴解放を積極的に応援したとのこと。農民にも自由を!お金を!

んなんっつう話しだ。。。

そんな感じ。

何が言いたいのかっていうと、一般市民が選挙に行かないのは中間知識者階級が十分に育ってないせいじゃないかってこと。

ジャパンの話ね。

ある程度カネもあって、知識もあるピーポーが完全に無力化している。

なんでかなあ。。ジャパンピーポーはまだまだ江戸時代を引きずっているのかもしれない。