Threadsで漫画家をフォローしているのだけど、その人がうつ病になってしまって漫画を描きたいのに描けないと苦しんでいた。
漫画を描かないと死ぬ、でも描けない、といった葛藤だったんだけど、あーこの人は本当に描くことイコール生きることなんだなあと、なんか感動したわけです。そしたらその人はなんか描けるようになったとのことで、息切れしながらも漫画を描き始めたというすごい話が投稿されました。
おーよかったね、すごいねえって思って見てたんだけど、その少し後のポストで、あんたは偉いみたいな話をし始めたんですよ。ア違った。以下引用
自分に価値があるとしたら、「この人よりは自分は随分マシだ」って私を見て自己肯定感を上げてもらえるかもしれないことぐらい。そのくらい最低な作家。 安心してほしい、自信が無い人全員。私ほどだめな作家もどこにも居ないから本当に安心してほしい。
あなたは素晴らしい。
って全然違うじゃんw我ながら適当過ぎる人生。
これって多分他の作家さんに向けて発信したんだと思うんだけどさ、私の様に、「何者でもない」存在にとってみるとさ、「少なくとも作家名乗れてるね?」って思っちゃうわけです。
自分を擁護するためにもさ、何者でもない私でも、価値があるというか、何なら価値がなくても生きるものだって、強く言いたいんだよね。
作家になりたくてもなれない人、世界中にゴマンと居るわけです。そして作家になれた、一握りのうちの一人が、「自分は価値が無い」って言ったら、じゃあ残りの、作家になりたくてもなれなかった人たち、ひいては私の様にやりたいことなんも出来てない人なんかはもっと無価値なのかっつう話になる訳です。
当然その作家さんはそんなつもりで言ってないし、ここで弱音を吐くなんてひどいなんて私は言わない。そうじゃなくて、何者かにならなけれな価値が無いのかっていう、このくそみたいな世界に対して唾棄したい。こんなくそみたいな価値観を良しとするくそ人類が作った世界だもの。そんなくそ人類が作った価値観に自分を任せる必要は無い。
ペッ!!
唾棄しといた。
何者かにならなきゃ価値が無い、価値が無ければ生きているべきではない、ではなく、人体の構造よく勉強すると分かるけど、細胞の数まじすげえのよ、その細胞全部が、一人の人間を作っていて、その37兆の細胞全員がその一人を生かすために日々3時間で生まれては死んでるわけよ。
そこを、一部の人類のような頭の悪い集団が勝手に作り上げた価値感でもって、他人を評価したり自分の存在を評価したりする思想はやめとけよっていう話だよ。
自己肯定感を、社会に求めるんじゃなくてもっとヒトというウエットで気持ち悪い生物が素粒子の集合体である世界でどのような位置にいるのか向き合って考えて、その中で得たらいいんじゃないのって思ったわけです。
しかし鬱になる人ってのはみなこぞって本当に真面目だよね。
頭の悪い人類が作り上げた価値観などを基準にして自分を評価する必要などないのです。生きているだけで素晴らしいとは決して言わない。そういうんじゃなくて、ヒトはもう生きるしかないんだよね。だからまぁ生きるしかないなら少しでも楽して生きてこうよ。出来れば自分が好きなことがカネになったらさらにいいよね。